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平成 25 年10月3日開催 21世紀の健康づくりシリーズ 第62回「糖尿病 ~薬・食事・運動~」1

      2016/01/29




基調講演 「糖尿病の治療の前に知っておいて欲しいこと」
           鈴木内科クリニック 院長 鈴木光太郎 氏


 健康診断の結果“あなたは糖尿病です”と言われてもショックを受けない方が多いのではないでしょうか。
そこが糖尿病治療を難しくしている大きな原因で、糖尿病の特徴は
①糖尿病になった時点では自覚症状がでることは少なく、困る事はない。
②“食事療法”“運動療法”が治療の中心だが、なかなか食習慣は変えられない。
③糖尿病は病気という名前がついているが一種の老化現症の一つでもある。
などが挙げられます。
 糖尿病を放置していくとどんどん合併症が進んでいき、何年かしてから眼や腎臓、神経に障害が出たり、脳梗塞や心筋梗塞を起こします。
しかし、治療をしていても体調が良くなるわけでもなく、頑張れば治せるというものでもありません。気合を入れて頑張って食事を控え、運動をしても良くならない事が多いため、逆に挫折感を味わい、治療を中断してしまう方も多くみられます。
 今の医学レベルでは糖尿病は一生治らないものとして、気長にコントロールして死ぬまで合併症がでなければいいと思って下さい。そのためには、努力、根性ではなく、効率的で辛くない程度の食事、運動と薬の利用も積極的に考えていきましょう。

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